秋の夜長にやることと言えば… その1
カテゴリー:これからの働き方
いくらでも食べられる炊きたての新米。いくらでも寝ていられるふかふかな布団。皆さんは秋の日々をどのように満喫されていますか?
僕はおそらく、キャンプに行きます。年に一度は焚火をしないとダメなんです。もちろん、焚き火台を持参して。パチパチと小さな音を立てる炎は見ていて飽きません。ちびちびとお酒を飲みながら思考をくゆらす贅沢な時間。横では子供たちが“パイの実”を串に刺してあぶってます。中のチョコがトロットロになると、これもまた美味しんですよね。
抜けるような高く青い空。しみじみと自分自身に思いを巡らすのにも良い季節。そんな時こそ、じっくりと自分と向き合い、かつ皆さんの「語感を高める」意味でも、取り組んでもらいたいのがそう、読書!です。
長年、学生の指導をしていてハッキリしていることがあります。それは、文章が書けなくて躓く学生が思った以上に多い、ということ。これは最低限の文章力、例えば誤字脱字だらけとか、漢字で書くべきところを平仮名しか書けない、といった話では無いんです。端的に言えば、言葉を知らない、語彙力が無いので、相手に対して伝えたい内容が薄っぺらくしか伝わらない、ということです。
誤解を恐れずハッキリいえば、「実際以上にバカに見えますよ」ってこと。
これ、さらにたちの悪いことに、就活対策で何とかしましょう、と言って小手先で何とかなるものではないんです。だって、知性とか教養に類する類だもの。付け焼刃でどうにかなるなら、教養科目は要らないわけで。身について使いこなせるようになるまでどうしても時間がかかる。だから今から、意識して磨こうとするしかない、と言うことです。
そうはいっても、あまり興味が持てないものを読むのも、そこから学びを得るのもなかなかハードルが高い。そこで次回、NABが毎年受講生に進めている、そのうえ読後感が好評なものをいくつかご紹介しましょう。
(つづく)