今日からやるべきこと
カテゴリー:就活
いよいよ、6月1日から決戦が幕を開ける。
もう、ここまで来れば後は自分との戦い。
つまるところ、「自分が伝えるべきことを過不足漏れなく魅力的に伝えられるか」がすべて。
もちろん、体調だって必ずしも万全ではないだろう。
加えて、これからは各社1週間前後で結果がでる短期決戦。
当然、毎日2、3社の面接予定が今でも入っているかもしれないが、選考が進むとさらに追加されるわけで、気がつけば1日に1次面接2社、2次面接2社なんて日だって十分に起こり得る。中には、選考が進めば教育実習などとぶつかる学生も出てくる。
今まで以上に、すべてが同時並行で、刻々と変化する状況への対応が必要となる。
本気だからこそ、緊張もする。精神的にはもちろん、寒暖差が激しい中一日移動することなども踏まえると、毎日どっと疲れが出るだろう。
「連日繰り返される面接を踏まえ、毎日安定的に70%以上の力を出し続けるために、明日から何をすべきか?」
過去、教え子たちに出してきたメッセージを改めて纏めたいと思う。そしてもちろん、少ないサンプル数ではあるが、彼らは自分の進むべき進路を自ら獲ってきたことも伝えておきたい。
<面接前日の夜>
・受ける企業において、実際に自分が入社して仕事をする姿を軽くイメージ。
・面接において最低限伝えるべきことを、Key Wordで整理して手のひらサイズメモを作成。
・体調がよければ、あまり熱くないお風呂でリラックス。夜10時過ぎには就寝。緊張して寝付けなくても、お酒には頼らない。目をつぶっているだけでも身体は休まる。
<当日の朝>
・余裕を持って起きたら、①声帯を起こすトレーニングと、②表情筋を動かすトレーニングを簡単に行う。朝イチの面接一発目から声が出る、笑顔が出るように。
・会場には最低でも30分前の到着を目標に。通勤時間帯の電車は乗換案内通りには決して運航されない(遅延する)と思った方が良い。
・朝食はいつも通りに。慣れないことはしない。
<面接会場・控室にて>
・昨晩作ったメモを見て、何を話すのかを反芻。イメトレにあてる。
・他の受験者を気にしたり、スマホでみん就を見るようなことはしない。
・大切なことは、伝えるべきことを相手に分かりやすく一生懸命伝えること。相手にお土産をもって帰ってもらう意識で。
・無理に緊張をほぐそうとしない。本気だからこそ緊張はするもの。周りもみんな緊張している。深呼吸をして、大きく伸びをして脱力するリラックス。
<面接にて>
・入退室の動作はゆっくりと、そして動作を一つずつ分けて丁寧に。
・相手が何を聴きたいのかに集中する。
・あくまで対話。暗唱を披露する場ではない。
・まず結論を簡潔に。そのあと根拠を丁寧に添える。
・終わった面接の結果や手ごたえを振り返っている時間はないうえに無駄。自分が伝えようと想定していた内容をきちんと伝えられたか。振り返るべきはその1点。
<面接や選考での移動中>
・暑いことが分かっていれば、移動の際にはポロシャツで動き、会場となるビルや近場の商業施設でワイシャツに着替える。従い、早め早めに移動する。上着を忘れない。
・汗でぬれた衣服をなるべく着ないように気を付ける。夏風邪は引くと長い。疲労困憊の終盤では、ちょっとした油断で体調を大きく崩しやすい。精神的にはテンション高くても、慣れない状況と疲労で体力的には限界、でも自覚がない、ということはありうる。
・選考が進むうちに予定が重なることが生じる。遠慮なく、都合が悪いと調整を相談すればよい。最終(役員)面接以外は、都合が良い日時に変更してもらえることが多い。
<帰宅したら>
・みん就は見ない。LINEも必要最低限しか使わない。
・今日の面接を引きずらない。リラックスに努め、一日戦った自分を褒める。
・どっと疲れていたら、ぬるめのお湯にゆっくりつかるか、軽く半身浴。あまりにだるかったら、バケツにお湯を入れて足湯だけでもよい。
・軽い筋トレは意外と効果あり。血流が良くなるので。
・明日の予定を踏まえて準備をしたらさっさと寝る。身体を休める。
基本、この繰り返しでしょうね。そして早ければ、面接開始から1週間でポンポンと結論が出るでしょう。メガバンクや広告はちょっと長いかもしれません。
いずれにせよ、始まったら落ち着いて考えを個社別に整理して、なんて準備時間はほとんどないでしょうから、今のうちにメモづくりを終えて、始まったら自分の良さをいかに相手にロスなく伝えるか。それに集中できるように。
決戦の1ヶ月。君たちだけが楽しめる舞台。目一杯、楽しんできてください。