NAB就業教育研究所

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所長'sファインダー

「飯を食える大人」を育て、支えることに拘る、
赤坂にあるNAB就業教育研究所所長、佐々木直人のあれこれブログ。

プロフィール

佐々木直人

1973年生。
1998年三菱商事株式会社入社。ベンチャー企業の起ち上げから中央官庁まで、国・業界を問わず様々な新規事業を担当。中途採用のスキームを提案し面接官として合否判定や育成施策の企画にも携わる。 情報戦略統括部、経営企画部を経て独立し、2011年NAB就業教育研究所を設立。 学生や若手社会人のスキル向上、キャリア形成に正面から向き合い続けている。

ようこそ!飯を食える大人の世界へ

カテゴリー:これからの働き方



卒業おめでとう。悔いのない学生生活送れました?4月からそれぞれが自分に与えられた持ち場について、いよいよ戦いの日々が始まりますね。

僕から3つ、皆さんにお願いがあります。


1つめ。人を大切にしてください。
組織は組織でしかありません。あなたを認めてくれるのも、あなたに意地悪をするのも、具体的な個人です。組織や権威の名を借りると、個人はどこまでも非道になれます。

もし、あなたが切羽詰まってしまった時。組織は“その組織が組織足り続けるために必要な行為だから”と判断したときのみ、あなたを助けてくれるでしょう。

無条件にいつでもあなたを助けてくれるのは、あなたの周りの個人です。


2つめ。希望を大切にしてください。
綺麗ごとです。でも、だからこそ保ち続けるのは難しいことです。
刻々と変わっていって構いませんし、今は特にないなぁ、という人は、そのうち出逢えたらいいやぐらいに、肩の力を抜いていいと思います。

希望を持ち続けている人は、自分が置かれた環境にとても敏感になります。だから忙しさにかまけて追い詰められ身動きが取れなくなってしまう前に、手を打ちやすくなります。

変化の激しい時代に潰れてしまわないためには、すごく重要なことだと思います。

大きな希望を持ち続けてほしいと思います。

するとそのうち、小さな希望がポンポンと叶っていくようになるものです。


3つめ。自分を大切にしてください。
腹立つこと、理不尽なこと。この先、自分がやりたいことをやろうとすればするほど経験すると思います。ですがどんなことであっても、自分の心身を抉り取られてまでやるべき仕事なんて、そう滅多にはありません。
いつでも、逃げ場所や隠れられる場所を作っておきましょう。一時的な目眩ましだとしても、一息つければしめたもの。僕の場合は、仕事において常に2足の草鞋を履くことでかくれんぼをしていました。

また、自分を卑下する言葉は、日頃から使わないようにしましょう。

自分の言葉の呪いが一番かかりやすいのは自分自身です。謙虚になることと、自分に罵声を浴びせることは全く違います。

いかなる仕事の局面であろうと、人を罵ることによって事態が好転するさまを、僕は経験したことがありません。罵られた人のパフォーマンスは、恐怖で最低限発揮される程度で、落ちることはあっても上がることはないでしょう。

日々自分で自分のことを責め続けたらどうなるのか?言わずもがなですよね。

これからは、皆さんは友であり敵(ライバル)です。年齢も経験も関係ありません。叶えたい思いと叶えるだけの力があれば、希望を叶えるチャンスは無限に転がっています。

何の遠慮もいりません。全力で、仕事の世界を楽しんでください。

ようこそ、「飯を食える大人」の世界へ。