面接。超えなきゃいけない4つの壁 (その2)
カテゴリー:就活
2つ目の壁は、「ボンヤリの壁」。
本人はなんとか頭が真っ白にもならず、思っていたことは大体言えた!といったちょっとした達成感を持っているような状態です。
しかし…聴いている側は一応「分かりました」と返しては行くモノの…。
「何言ってんだこの学生?」
と思わざるを得ないことが多々あります。
ボンヤリの壁にぶつかっている人は、以下3つの傾向が強く出ています。
1. 省略がやたらと多い
2. 程度がいくらでも解釈されてしまう曖昧な表現を使う
3. 抽象的・一般的な内容が多く、具体的・個人的な「行動」について触れない
例えばこんな発言が…
「法学部で国防と安全保障について学んでいます。理由は、不正確で誤解だらけだからです。」 (何が??誰に??どの程度??)
「副キャプテンを務めました。様々な人が参加し、いろんな問題が生じたので、みんなで話し合いうまく解決するのが大変でした。」 (言語明瞭、意味不明瞭。あなたは何をしたの?)
ボンヤリの壁を克服するには、自分が伝えたい要素を必ず5W2Hで整理してからにするとよいでしょう。そのうえで、実際に伝える時にどこまでを話せばいいか考えておきます。
また、面接する側はあなたの思考、行動に興味があるのであって、所属組織がいかに素晴らしかったかとか、取り組んだイベントがどれだけ由緒あるものなのか、といったことにはほぼ興味がありません。生まれ育った時代も環境も違い、まして最近の大学生の生態なんて興味すらないわけですから、相手が理解しやすいよう、何をどこまで補えばいいのか、自分たちの常識だけで判断しないように気をつけましょう。