NAB就業教育研究所

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所長'sファインダー

「飯を食える大人」を育て、支えることに拘る、
赤坂にあるNAB就業教育研究所所長、佐々木直人のあれこれブログ。

プロフィール

佐々木直人

1973年生。
1998年三菱商事株式会社入社。ベンチャー企業の起ち上げから中央官庁まで、国・業界を問わず様々な新規事業を担当。中途採用のスキームを提案し面接官として合否判定や育成施策の企画にも携わる。 情報戦略統括部、経営企画部を経て独立し、2011年NAB就業教育研究所を設立。 学生や若手社会人のスキル向上、キャリア形成に正面から向き合い続けている。

日経College Caféアカデミーで身についたもの

カテゴリー:これからの働き方

9月から始まったアカデミーも、年明けの高等講座の終了で一区切り(初等講座はもう少し続きます)。

特に各クラスの最終回では、みんな企業講座の時とはまた違う顔を見せてくれましたね。これから進路を定めていく上での不安や迷いなど、様々な本音も漏れ聞こえました。みんな今ひとつ、自信が持てない様子でした。

そこで今回は、「どうやら皆さんが気づいていない、アカデミーで身についたチカラ」についてお話しましょう。

その前に、まず「社会人が仕事で成果を上げるために必要な4つの素養」を紹介しておきます。3つのチカラと、その力を発揮する土台となる就業意識。



考え抜くチカラとは、空欄に答えを埋める力ではなく、自ら目的を設定し問いを立て、解決策を導き出すチカラです。

伝え切るチカラとは、閉鎖的な仲間内にしか通じない会話力ではなく、文化や価値観が異なる相手であっても、共感を得て行動を変えて貰える全身を使った意思疎通のチカラです。

やり遂げるチカラとは、誰かが敷いた線路の上を走る力ではなく、自分で線路を敷いて折れずに最後まで走り切るチカラです。

そして就業意識。これは、社会人の価値観や物事を考える際の優先順位、仕事への取組姿勢といったものです。上記3つのチカラがどんなに優れていたとしても、この就業意識の土台がしっかりしていなければ、まるで成果に繋がりません。

経験的に言えば、この4つの素養が高い人は「仕事で成果を上げる人」でした。だから、3つのチカラと就業意識が高いほど良いです。中長期的には、自らが成し遂げたいことを成し遂げやすく、なりたい社会人になれる確度も高まります。

そしてもちろん、そんな社会人の卵は企業から見ても魅力的なわけですから、自然と就活で結果が出やすくなります。そりゃそうだ。仕事できるように成長する見込みがある人材ってことなんだから。



このうち3つのチカラは、本来大学で鍛えることができます。但し、先生から出された課題を黙々とこなし、単位を積み重ねていく過程…ではなく、自分が専攻した分野において「自ら問題を見つけ」、その解決として到達すべき「目的を自ら定め」、その実現に向け教授や先輩に「自ら働きかける」ことで磨かれます。

要は、自分でできるってこと。

だからこそアカデミーでは、土台となる“就業意識”の醸成に思いっきり力を入れているわけです。他に学ぶ場も、教えられる人もいないわけだから。第一線で活躍する企業人と、役員から現場までどんな人がどのように仕事をしているのかを熟知したファシリテーター陣とが高い熱量を皆さんに浴びせ続けたのは、そのためです。



欲の深い我々ファシリテーター陣は、「預かっている間は、目一杯チカラを伸ばしてあげたい!」と思うので、3つのチカラを磨くエッセンスだってたくさん入っているわけです。プログラムの設計はもちろん…

校長が説明会で“全力”の大切さを説明し…

山田先生が社会人として他人と向き合う基礎を説き…

北條先生が未来を描くアプローチを伝え…

芳野先生が考え方と伝え方、そして何より「行動」することの価値を見せ…

僕が不確実な未来との向き合い方を示しました。

そして誰一人、皆さんをお客さん扱いせず、「社会人の判断基準」に基づき良いところをよいと、ダメなところはダメだと指摘し続けたわけです。全力で。

趣旨に共感してくれた多くの企業人が、同じように皆さんと対峙してくれたのは予想外だったのですが、本当に有難いことでした。

そう、皆さんはアカデミーの受講前に比べ、3つのチカラがそれぞれ高まっているだけでなく、土台である“就業意識”が大きく高まっているうえに、すでに行動そのものも変え始めているはずなんです。

こんな学び方は、50万人以上いる進路について考えている大学生の中でも、君たちぐらいしかいませんよ。大いに自信をもって、年明けから勝負の半年間、目一杯楽しんで納得できる結果を掴み獲って下さい。学業も課外活動も就活も、総取りしちゃいましょう!

とはいえ、アカデミーで背中を押せることはここまです。

まずは自己分析は年内をめどに、ちゃんと終わらせましょう。それをおざなりにしたまま合説やインターン参加を繰り返したところで、得られるものはそれほどありません。

もうちょっと、自分の活動にレバレッジを利かせる機会が欲しいなぁ、緊張感を持って学べる場が必要だな、という方。

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今年も残り100時間余り。全力で使いきって、新たな1年への弾みとしてください。それでは良いお年を!