“のれんに腕押し面接”でスッカスカな手応えになるのを防ぐには?
カテゴリー:就活
面接に行けば面接官も丁寧に掘り下げてくれて話も弾み、和やかで話が噛み合う手応えも感じられた。
ところが最近、面接で話がなかなか弾まない。どんな話をしても然程反応が返ってこない。手応えなんて感じようもない。そしてやっぱり、結果がついてこない。
何が起きたんだろう?面接で淡々とあしらわれてしまうようなこと、知らないうちにやらかしてるのかな??それとも、大学が有名じゃないから?いや、やってきたことが平凡過ぎるのかな?……。
疑心暗鬼になるのももっともです。こうやって一つ「何か足りないんじゃないか」と思い始めると、あれもダメ、これもダメとあっという間に自分にダメ出ししまくって、自信を失い動けなくなってしまいます。自分から石に躓いて、大きくすっころんじゃっては、あまりにも勿体ない。
うまくいかない要因はいろいろあるでしょうが、まず、面接の構造が異なっているのも一つでしょう。いよいよ大手企業が始まると、エントリーした千人超を数十~百人程度に絞り込まないといけません。だから良いところを見出して「候補者をあげていく」面接ではなく、とにかく差別化となるポイントを見定めて「落としていく(絞り込む)」必要に迫られます。
積極的に話に乗ってくれないのは、そうした状況であっても相手を惹きこんで対話できる学生を待っている、とも言えるわけです。面接はあくまでも対話。対話とは、暗記してきたことを一方的にぶつけることでも、相手の問いにただ正確に答えるだけでも成立しません。
相手は自分に何を訊きたいのかを考えつつ、自分が伝えたいメッセージを見定め、そのメッセージを伝えるのに相応しい話題に相手を誘導していく必要があります。
何やら難しそうですが、要は面接官があなたに何を訊けばあなたの魅力が分かるのか、その範囲を予め示しながら応えると、面接官は楽になりますしあなたの魅力を理解しやすくもなるわけです。
短い時間の中で、伝わる魅力をより濃く多くするためには、無駄なやり取りは極力減らして自分から伝えたいことに焦点をもっていく。こうやって会話をコントロールすることで、面接での手応えは得やすくなると思います。